[はじめに]
・.NETのアプリケーションからデータベースに接続する場合、
接続文字列という情報が必要になります。(.NETに限った話ではありませんが…)
.NETのアプリケーション開発で、接続文字列の書式が分からない場合、
書籍やインターネット、他のアプリケーションを参考にすることがありますが、
「Visual Studio 2008」の機能を使って、接続文字列を簡単に取得する方法があります。
(※「Visual Studio 2008」とありますが、
「Visual Studio.NET 2002」、「Visual Studio.NET 2003」、
「Visual Studio 2005」でも可能です。
試していないので若干方法が異なると思いますがご了承下さい。)
[前提条件]
・「Visual Studio 2008」がインストールされていること。
・データベースにアクセスできること。
[手順]
(1)「Visual Studio 2008」を起動し、「サーバーエクスプローラ」を選択します。
(※「サーバーエクスプローラ」が表示されない場合は、「ツール」から表示可能にできます。)
(2)「データ接続」を右クリックし、「接続の追加」を選択します。
(3)「データソースの変更」画面で、「データソース」や「データプロバイダ」を選択します。
選択する内容は、接続するデータベースの種類によって変わります。
ここでは、「SQL Server 2005 Express Edition」に接続する例として、
「データソース」に「Microsoft SQL Server」、
「データプロバイダ」に「.NETFrameworkSQLServer用データプロバイダ」を選択します。
(4)「接続の追加」画面で、接続情報を入力します。
ここでは、
・接続先のサーバを「(local)」、
・認証方式を「Windows認証」、
・接続先データベースを「master」
とします。
接続情報を入力したら、「テスト接続」ボタンを押して、
データベースの接続がうまく行えることを確認します。
(5)データベースの接続が成功したら、確認画面が表示されます。
確認メッセージを「OK」ボタンで閉じ、
「詳細設定」ボタンを押し「詳細プロパティ」画面を表示します。
(6)「詳細プロパティ」画面の一番下の欄に、接続文字列が表示されます。
通常のテキストなので、コピーして流用することもできます。
この場合の書式文字列は、
「Data Source=(local);Initial Catalog=master;Integrated Security=True」
です。
[関連サイト]
(1)接続文字列の使用
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms254978(VS.80).aspx